バーチャル寺院IN京都

 やさしい 法 話 の コ ー ナ ー 

亀 龍 院

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     四角と円 

 いじめ、リンチ、校内暴力、セクハラ、晩年離婚はては成田離婚と、 どうも人と人がうまく噛み合って生きて行くのは難しい。

『方圓人法不如黙 説聴瑠璃情幾擡』           − 性霊集より −

 「方円の人法は 黙さんには如かず。  説聴瑠璃のごとくならば 情幾ばくか擡げん」

 方とは四角いもの、円とは円いもの、方とは仏の教え、人はその教えを聴く。
 しかし四角と円とは、初めから形がまったく違うもの、 どうしても、うまく噛み合わない。

 それと同じように、教えと、その教えを聴く者とが合わないとき、 その教えは活かされることもなく、またその人の心も開こうとはしないものです。
 こういうときは、いくら法を説いても無駄であり、黙っているしか仕方がない。

丸図形  しかし、法と人が、瑠璃のように美しく、ひかり輝いて、 お互いに照らし合うような場合には、教えを説こうという気持ちがわいてくる。

 仏が説法をなされるには、時を待ち、人を待つと云われるのはそのためです。

合 掌

(注)性霊集     (しょうりょうしゅう)   又は(せいれいしゅう)と読む

 弘法大師の詩文を、お弟子の真済(しんぜい)が編集されたもので、 平安時代初期の代表的な詩文集として有名。
 お大師さまの多彩な生涯と文藻を知ると同時に、当時の社会一般にわたる根本資料。


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