「バーチャル寺院IN京都」

     亀薬師如来・開眼供養法要にあたり


            ご あ い さ つ

 

                               延命山 亀龍院
                               住
職 田村祐一

 


 私ども亀龍院は通称名「亀薬師さん」と古くから善男善女に親しまれております洛中のお寺でございます。その名の通りご本尊様は「亀薬師如来」でございましたが、あいにくの大戦中の混乱期に遺失したまま今日に至っておりました。

 しかし、このたびご縁がありまして文化シャッター株式会社社長亀谷晋様の篤信により、この亀薬師如来像の復刻完成いたすことが出来ました。

 住職二代にわたり不在のままであった「亀薬師如来」さまの尊像とお会いさせて頂く事が出来ました。
率直な気持ちは、その安否すらわからないまま親子生き別れでおりましたところ、永年にわたるお祈りのご縁でしょうか、この度突然の再会という幸運に巡り会う事が出来ました。まさに「生き別れの親子の再会」といった気持ちで感無量でございます。

 薬師如来という仏さまは、人間の心や体の病気を治してあげたいという十二の願いを持って、人間の世界に現れた仏さまです。二十一世紀を迎えた今日においてもその意義は大きく、私たちの「心のいやし」の仏さまとしてお祀り申し上げるこどが出来ますこと、この上もなく幸甚の至りと感謝申し上げております。

 高層化が進む京都・洛中の下町の小さなお寺ではございますが、薬師如来さまの大願は無量でございます、洛中の市井の修行者として、生きとし生ける私たちの「心の安らぎ」の仏さまとして、今後は大切にお守り続けたいと存じ上げます。

                                           三 礼


      

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